この夏の甲子園にメンタルコーチはどのように関わったのか?



3年ぶりに満員の観客の中、開催された夏の甲子園。

仙台育英高校が東北勢初の優勝を飾りました。

また、同校の須江監督のインタビューも「大共感!」と話題になりました。



 入学どころか、たぶんおそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて。高校生活っていうのは、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんです。青春って、すごく密なので。でもそういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて。活動してても、どこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で。でも本当にあきらめないでやってくれたこと、でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、全国の高校生のみんなが本当にやってくれて。 
 
 例えば、今日の下関国際さんもそうですけど、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、どんなときでも、あきらめないで暗い中でも走っていけたので。本当に、すべての高校生の努力のたまものが、ただただ最後、僕たちがここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います。




そしてそのチームの裏側には
チームを黒子として支えた方もいます。


そこで今回は、
2022年の甲子園出場チームをサポートされたお二人をお招きし、
お話を伺う機会をつくりました。




◎こんなことをお伝えします


  • トレーナーとしてどのように関わるのか
  • 甲子園前だからこそできる準備と意識の向け先
  • 甲子園中に感じた大切にしたいこと
  • 甲子園後に伝えた言葉
  • メンタル面でのサポートの方法と工夫





◎こんな方におすすめです


  • 甲子園で活躍した2チームの取り組みを知りたい
  • メンタルコーチとしての関わりに興味がある
  • 今後、メンタルコーチとして活動したい
  • 他のチームがどんな取り組みをしているのか知りたい

 




福島県代表・聖光学院高校


初の4強入りを果たし、県勢としては51年ぶりの快挙。1回戦・日大三(西東京)、2回戦・横浜(神奈川)、3回戦・敦賀気比(福井)、準々決勝・九州学院を破りました。準決勝では仙台育英に敗れるも、試合後のインタビューに「試合後、「頼んだ」と相手に伝えた。ずっと日本一を目標にしてきたので、ここで屈している場合ではなかったが、仙台育英さんを盛大にたたえるべきだと思う。試合後は「頼んだ」と伝え、「ありがとう」と言ってもらった。」と応えています。また同校は、スカウト活動を一切せず、オープンスクールなどで「ここで野球がしたい」と、興味や意欲を抱いてくれた選手を受け入れている。

兵庫県代表・社高校


公立高校ながら、激戦区兵庫県を勝ち抜き、初の甲子園出場。その様子はSNSでも「感動!」と話題に。
1回戦は岐阜商を10−1と快勝もガッツポーズなし。集団感染の県岐阜商に敬意を称しました。ゲームセット後、選手にガッツポーズや笑顔などはなく、粛々と整列。この場面について主将の後藤選手は「僕たちが相手側の立場だったら、大分苦しい状況ですので、相手への敬意を忘れず、対戦できることの喜びを感じてプレーしていました。(チームメイトとは)対戦相手がいる喜びを感じてやっていこうと話していました」と答えています。

また2回戦は、0-7の劣勢から猛追し、不屈の姿勢を貫きました。七、八回に各2点を挙げ、九回も1点を返してなおも満塁。
一打同点の場面を築き、満員のアルプス席は気勢を上げました。

ゲスト・ファシリテーター

ゲスト:シイノジュンイチさん
御嶽眞田神社教師



聖光学院・野球部を卒業。子どもも現在、聖光学院在学・野球部所属(三年生)。現野球部・斎藤智也監督には在学時、部長として指導を仰ぐ。チームでは保護者の方へのコーチングをサポート。30年前に魔法の質問代表マツダミヒロ氏に出会い、9年前に藤代圭一氏を紹介して頂き、その後しつもんメンタルトレーニングインストラクターとなり活動。無人航空機操縦士教官としても活動中。

ゲスト:岩崎和久さん
フィジカル&メンタルトレーナー





 約20年間で指導チームは高校野球部を中心に、延べ約80チーム(甲子園出場チームは5校)トレーニング指導回数は3000回、試合サポート回数は450試合を越える。 フィジカルトレーニングでは、筋肉を大きく強くするよりも、骨格や関節のスムーズな動きを重要視したプログラム中心にプログラムを作成•指導。 メンタルトレーニングは2014年夏、サポート校の大逆転負けをきっかけに学びを始め、2016年しつもんメンタルトレーニングと出会う。 現在は、フィジカル、メンタル両面のサポートでチーム•選手•指導者の潜在能力を発揮するために日々活動中。

ファシリテーター:藤代圭一


一般社団法人スポーツリレーションシップ協会代表理事 / しつもんメンタルトレーニング主催

教えるのではなく問いかけることでやる気を引き出し、考える力を育む『しつもんメンタルトレーニング』を考案。地域で1勝を目指す選手から日本代表チームまで様々なジャンルのメンタルコーチをつとめる。2016年より全国各地に協会認定インストラクターを養成。その数は350名を超える。子どもに「やらせる」のではなく「やりたくなる」動機付けを得意とする。著書にスポーツメンタルコーチに学ぶ「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」(旬報社)、「スポーツ大好きな子どもが勉強も好きになる本」(G.B.)、「しつもん」で夢中をつくる! 子どもの人生を変える好奇心(旬報社)、惜しい子育て -経験させるだけで満足していませんか?(G.B.)がある。http://shimt.jp

カリキュラム

  この夏の甲子園にメンタルコーチはどのように関わったのか?
で利用可能 日々
日々 登録後
よくあるご質問


Q:どんな人が受講していますか?

A:スポーツをする子どものお父さん、お母さん、スポーツの指導者、先生、教育に携わる方、経営者、など様々なジャンルの方がご参加になります。

Q:コーチではなく、主婦ですが受講できますか?

A:もちろん大丈夫です!ぜひ後受講ください!

Q:野球以外のスポーツをしていますが大丈夫ですか?

A:もちろんです。

さいごに

 

チームに携わる関係者はたくさんいます。


  • 監督やコーチ
  • 選手やマネージャー
  • 学校関係者や保護者、地域のみなさん


すべての人に関わることは難しいですが、
チームに一体感が生まれたとき、
そのチームは躍動します。

 

今回は、
この夏を沸かせた二人のトレーナーをお迎えして、

「ありのまま」
をお話し頂きます!